Foursquareのチェックインが、Googleカレンダーで見えなくなった件
- 2019.05.15
- 生活
- foursquare, googleカレンダー, ifttt, swarm
僕はけっこう長い間、Foursquareというサービスを利用しています。
過去の履歴をたどってみたら、2011年5月から使い始めているので、ちょうど8年間使い続けていることになります。
Foursquareとは平たく言えば位置情報を使ったSNSサービスです。
とは言っても僕はSNS的な機能はまったく使っていません。
Foursquareアプリから分割して作られたアプリ「Swarm」を使って、行った先々でチェックインを行うためだけに使っています。
そのチェックイン情報をGoogleカレンダーと連携させることによって、何月何日の何時にどこにいたのかが、Googleカレンダー上で分かるようになっています。
これによって、過去の自分の行動を思い出すことができるので、僕としてはかなり重宝しています。
例えば2年前の今日は、家族でディズニーランドに行っていました。
お昼はクイーン・オブ・ハートのバンケットホールで食べて、夕飯は帰宅途中にあるバーミヤンで済ませていることが分かります。
↓こんな感じです↓
しかしある時、Googleカレンダーに、チェックインしたはずの情報が表示されていないことに気付きました。
2019年3月21日までは表示されていますが、3月22日からのチェックインが一つも表示されていないのです。
Foursquare側の状況
原因を調べた結果、一つの結論にたどり着きました。
おそらく原因はこれです。
このメッセージはFoursquareのマイページに記載されているものです。
どうやらGoogleカレンダーなどに情報を吐き出す機能のサポートが終了していたようです。
「効果には個人差があります!」と書いてあるように、僕の場合はたまたま3月22日から効果が出たということでしょう。
しかもこの書きっぷりからすると、カレンダーに吐き出す機能を復活させる気は、残念ながら無さそうです。
解決策
Foursquareから吐き出させることは諦めざるを得ません。
しかし、チェックイン情報をGoogleカレンダーに表示させることは諦めたくありません。
調べてみたら、意外と簡単な解決策がありました。
それは「IFTTT(イフト)」というサービスです。
IFTTTとは「IF This Then That」の略で、「もしこれをやったらあれをやる」というような意味です。
複数のWebサービスに跨って実行できるので、例えば「僕がインスタグラムに写真をアップしたら、それをEvernoteに記録する」などといったことが、プログラムを書くことなく簡単にできるサービスです。
僕自身もIFTTTは使っていて、Twitterの投稿をEvernoteに保存させたり、毎日夜中の12時にEvernoteに新しいノートを追加して、その日の天気や気温を記入させたりしていましたが、この場面で使うことは頭から飛んでいました。
IFTTTを使ってみる
IFTTTでの設定を順を追って説明します。
IFTTTのアカウントを作成した前提で話を進めます。
1.新しいアプレットを作る
「あれをやったらこれをやる」という指示の固まりをアプレットと呼ぶようです。
今回、FoursquareにチェックインしたらGoogleカレンダーに表示させる。というアプレットを作ってみます。
まずはIFTTTにログインした状態で、左上の「My Applets」ページを開き、右上の「New Applet」ボタンを押します。
2.「あれをやったら」を選択する
「あれをやったら」を設定するために、「this」のところにある「+」ボタンを押します。
3.Foursquareを選ぶ
「あれをやったら」を定義するために、まずは数あるサービスの中からFoursquareを選択します。
この画面だけでも18個のサービスが表示されています。
ざっと数えたところ500個以上のサービスが載っているので、使いたいほとんどのサービスは網羅されているのではないでしょうか。
4.「あれをやったら」の「あれ」を定義する
今回は、「Foursquareでチェックイン」が「あれ」に当たりますので、「Any new check-in」を選択します。
画像を見ると分かりますが、他にも「写真付きでチェックインしたら」などなど、複数の「あれ」が選べます。
今回はすべての新規チェックインということで、「Any new check-in」にしました。
5.「これをやる」を選択する
「あれをやったら」が定義できたので、今度は「これをやる」を設定する番です。
今度は「that」側の「+」を押します。
6.Googleカレンダーを選ぶ
先ほどFoursquareを選んだのと同じように、今度はGoogleカレンダーを選びます。
サービスが多くて見つけづらいので、検索窓に「google」などと入れると簡単に見つけられます。
7.「これをやる」を定義する
今回の「これ」は、「Googleカレンダーに新しい予定を作る」です。
「Quick add event」も試してみましたが、これだと予定の開始時刻と終了時刻を自分で設定できなかったので、僕にとっては「Create a detailed event」の方が使いやすかったです。
8.「これをやる」の詳細を設定する
Googleカレンダーのどこに何を書くかを細かく設定します。
「Which calendar?」
Googleカレンダーにはマイカレンダーを複数登録できます。
その中のどれにチェックイン情報を記載させるかを選択します。
「Start time」
何月何日の何時から。を設定します。
右下にある「Add ingredient」ボタンから、「CheckinDate」を選択します。
これによってチェックインした日時が設定されます。
「End time」
何月何日の何時まで。を設定します。
Start timeと同様、「ChackinDate」を選択すればOKです。
「All day?」
終日の予定か?と聞かれています。
答えは「No」です。
「Title」
予定の「件名」です。
ここの文字がGoogleカレンダーに表示されます。
デフォルトは「I’m at VenueName !」となっていますが、僕は場所だけ表示されてくれればOKなので、自分で「I’m at」や「!」は削除しました。
{{VenueName}}だけを残しています。
「Description」
予定の「説明」欄に記載される内容です。
僕にとっては不要なので、全部削除して空欄にしています。
「Location」
予定の「場所」欄ですが、これも不要なので全部削除です。
最後、「Create action」ボタンを押せば完成です。
結果
テストでチェックインをしてみたところ、無事に動きました。
IFTTT様様です。
これからもGoogleカレンダーに行動記録を残していきたいと思います。