緑内障とはどんな病気か、体験談

緑内障とはどんな病気か、体験談

「緑内障の可能性がある」
と診断されたら、不安になりますよね。

調べてみると
・白内障は治るけど緑内障は治らない
・緑内障=失明
みたいな言葉を目にすることもあります。

しかし、私の体験からすると、現代の医学であれば、正しく対処することによって、緑内障の進行を遅らせ、今の状態を維持できる可能性はあると感じています。
(もちろん治療が難しいケースもあるはずです)

正しい対処を知り、必要以上に恐れることなく、緑内障と向き合いましょう。

緑内障とは?

緑内障とは、一般的には、眼圧が高くなることによって視神経が圧迫され、視野が狭くなったり、見えない部分が出てきてしまう病気です。

「一般的には」と書いたのは、近年の調査によると、日本人の緑内障の7割が、眼圧が正常なのに発症しているものだということが分かったからです。
もしかすると、日本人にとっての正常な眼圧の範囲というのは、今(10~21mmHg)よりも低い数字が妥当なのかもしれません。

40代以上の日本人の20人に一人は緑内障だと言われています。
また厚生労働省研究班の調査によると、失明原因の一位が緑内障だそうです。
我々にとっては身近であり、キチンと対処しなければいけない病気であることは間違いありません。

緑内障の原因

私の場合は、硬式野球部だった高校時代に、イレギュラーしたボールが左目を直撃したことが原因である確率が高いです。

初めて病院で検査をしてもらった時に、左目に傷がついていることと、左目の形が若干歪んでいることを指摘され、過去に何か強い衝撃を受けたことがあるか?と問われました。

高校時代の話なので、15年以上も前の話です。
その時までは、ボールが当たったことをすっかり忘れていたのですが、思えば激しく左目が腫れて、しばらく不自由な生活をしていたことがありました。

したがって私の場合は、外傷性緑内障というケースでしたが、おそらくこのようなケースは稀でしょう。
一般的には加齢や近視などが要因だと言われています。

私の緑内障との付き合い

私は40歳手前の健康診断で緑内障が疑われ、通院をしていました。

最初は真面目に通い、処方された目薬もキチンと使っていたものの、1年を過ぎた頃からサボり始め、通院もしなくなり、目薬もささなくなりました。

その結果、42歳の時に左目が見えなくなっていることに気付き、慌てて病院にいったものの、手遅れだったという経験をしています。

手術によって眼圧は大幅に下がりましたが、失った視野が戻ることはありません。

私の経験から得られる教訓は、キチンと定期的に病院に通い、処方された目薬は指示通りにさす。ということです。

実は目薬を指示通りにさしたところで、劇的な変化は見られません。というか、ほぼ何も変わりません。

しかし、緑内障の対処で大事なのは、何も変わらないということです。
今の状態をキープしながら眼圧を下げること。

これが重要なポイントですので、何も変わらないことに飽きずに続けることが大事です。

治療について

失明原因の一位が緑内障だと言われています。
しかし医学は常に進歩しており、緑内障の診断と治療の技術も発達しています。
早期発見、早期治療を行えば、失明の可能性を下げることが可能です。

治療についての詳細は、別の記事として書きたいと思います。

記事の信ぴょう性について

私は、緑内障になり、手術をして、今はそれほど大きな不自由もなく生活を送っています。

私のケースは、日本全国400万人の緑内障患者さんの一例にすぎないため、普遍的なものではありません。

特に、「これをやれば大丈夫」みたいなことは言えません。
しかし、「これをやったら悪化する」ということは、共通事項として言えると思います。

私の経験が少しでも誰かのお役に立てれば良いというのがこの記事の目的です。
治療は専門医のもとで行ってください。

緑内障が疑われたらすべきこと

すぐに病院に行って、専門医の診断を受けてください。
そして処方された薬を、指示通りに服用(点眼)してください。
医師の指示に従って、定期的に検査を受けてください。

これで5年後10年後のあなたの視力を守れる可能性が高まります。